株の長期投資のメリット・デメリットとは?リスクは無いのか?

株式投資において様々な投資手法がありますが、今回は長期投資についてまとめてみました。私自身、長期で株式投資を行っています。何故、短期ではなく長期に魅力を感じ、投資を行っているのかメリット・デメリットを挙げ、説明していきます。

短期投資と長期投資の違いとは?

短期投資
・短期間で株の売買を行い、利益を得る
・テクニカル分析(チャート等で株価の動きを予想)を行う
長期投資
・長期間で株を保有し、利益を得る
・ファンダメンタル分析(業績等から将来の株価を予想)を行う

基本的には名前の通り、株を保有する期間が異なります。

投資期間が違うだけで、メリット・デメリットは大きく違うぞ!!

長期投資のメリットとは?

大きな利益を期待できる

短期投資の場合は、株を購入して数カ月以内には売るため、大きな利益にはなりません。というのも、株価が2、3倍となるのは数年はかかります。そのため、短期投資では大きな利益は期待できませんが、長期投資では大きな利益を期待することができます。夢のある話ですが、長期で見ると50倍となっている株も存在します。

さらに株価の上昇だけではなく、長期保有することで配当金や株主優待を受け取ることができます。

配当金
・企業が株主に利益の一部を支払う
・株を保有するだけで受け取れる
株主優待
・企業が株主に自社製品やサービスをプレゼントする
・一定数の株を保有、期間などの条件を達成したら貰える

長期投資では、株価の上昇と配当金・株主優待のダブルで利益を得ることが可能です。また長期保有特典がある株主優待を実施している企業もあります。長期投資家にとっては、嬉しい特典ですね!また得た配当金を更に投資することで、複利の効果を最大限に活かすことができます!

勿論ですが、株価が上昇する&配当金・株主優待を得るためには企業選定が重要となってきます。

逆に業績が悪化していけば、株価の下落と配当金・株主優待の廃止でダブルパンチを食らうぞ!

長期保有で株価が数十倍となると夢のある話ですね!!最近の有名な企業で言うとRIZAPやいきなりステーキ(ペッパーフードサービス)等です。しかし、現在はどちらも暴落しており、急騰した株は急落する危険もあるため注意が必要です。

時間的な拘束がない

短期投資だと株価の値動きを監視しなければなりません。しかも株を売買できる時間は平日の朝9時~11時半、12時半~15時と決まっています。ちょうどサラリーマンが忙しい時間ではないでしょうか(-_-;)私自身、短期投資をやっていた時期もありますが、忙しくて放置していたら、株価が下落し続けて損をしてしまったという経験もあります。必要以上に株価の値動きが気になってしまい、仕事どころではありません(笑)

しかし長期投資であれば、日々の株価の値動きを気にせず、余裕を持った投資を行うことが可能です。株価が下落していても、将来的に株価が戻ってくる確信があれば問題ありません。短期投資では平日に取引しなければいけないですが、長期投資では休日を利用して分析・注文を行えばよいのです。個人的に長期投資をしている一番の理由は、時間の制約がないことです。長期投資は忙しいサラリーマンにオススメな投資手法といえます。

勿論、放置し続けるのではなく定期的にチェックは必要!

手数料が抑えられる

株の売買は証券会社を通して取引を行いますが、取引が成立した場合に手数料を支払わなければなりません。証券会社によっても手数料は違ってきますが、利益を得るために株式投資をするので、なるべく抑えたいですよね・・・

短期投資は売買を繰り返し、少しずつ利益を積み上げていきます。そのため、どうしても取引回数が多くなってしまいます。勝ち続けているときは問題ないですが、負けているor利益が少ない取引をしていると手数料がボディブローのように効いてきます。逆に長期投資では、一度取引をすると基本的に放置となるため、取引の回数が少なくなります。そのため期投資では手数料を抑えることが可能となります!ちなみに、松井証券では一日の取引が50万までであれば手数料は0円となります。不安はぜんぶ、松井にぶつけろ!(笑)

自分の投資手法に合った証券会社を選ぼう!

長期投資のデメリットとは?

短期的に利益を得られない

長期投資では、少なくとも数年は株を保有し続けるため、短期的に利益を得ることは出来ません。長期投資は、直ぐに利益を得たい人には向いていません。ゆっくりと資産を増やしていきたい人に向いている投資手法と言えます。

株価変動のリスクが大きい

株は長期的に見えれば、株価変動の幅が大きいです。株価が上昇し続ければ、メリットでも記載している通り、投資金額が何倍になって返ってくることもあります。しかし株価が下落し続けたら、少しずつだとしても長期的に見れば株価は半分以下になる可能性もあります。逆に短期投資では、短期的に株を売るため、ある程度の損失で済みます。

長期的に投資資金が拘束される

長期投資では長期的に利益が出るのを待つ必要があります。順調に株価が上昇していけばいいですが、思ったよりも上昇しなかった場合、ただ投資資金が使用できないだけになってしまいます。また最悪なのが株価が下落していく場合です。長期投資だからと自分に言い聞かせ保有し続けたら、損失を増やすだけになってしまいます。長期投資でも損切りするタイミングは重要となります。損することも想定に入れ、株を購入しましょう!

投資資金が必要

長期投資のメリットでも挙げた株主優待ですが、「100株以上保有していること」等の条件が基本的にあります。中には1,000株以上が条件となっている企業もあり、投資資金が足りていない場合、保有することすら出来ません。また長期投資を行う場合、色んな業界・企業の株を買って分散投資をすべきですが、資金が少ない場合は難しいです。長期投資のメリットを最大限に活かすには、ある程度の資金が必要となります。

ただ最近は1株からでも買える証券会社も増えてきています。そのため少ない投資資金でも始めることが可能です!例えば、SBIネオモバイル証券とかですね!

まとめ

・短期投資、長期投資どちらもメリット、デメリットがある
・長期投資が必ずしもリスクが少ないわけではない

長期投資のほうが、特定の企業の株を長期的に保有し続けるため、企業選定がより重要となってきます。株価が上昇しない・下落する&配当・株主優待が廃止となった等の企業を選んでしまったら、資金と時間の無駄となります。初心者では、なかなか企業選定は難しいと思います。個人的には資産を数十倍にできる可能性がある株式投資は夢があると思っておりますが、拘りがなく長期的に資産を少しずつ増やしたいのであれば、投資信託を検討するのも良いのではないでしょうか!?

今回は長期投資に関して記載しておりますが、長期投資が短期投資より優れている訳ではありません。個人的には平日に時間を確保できないため、長期投資を実践しています。

自分に合った投資手法を見つけることが大事!

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